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提案力を鍛える【中編】

ここで提案力を強化するとは、基礎としてシステム設計能力、説得力を強化する
ことにほかならない。
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つまり、提案力にはシステム思考に基づく設計方法の理解と運用、幅広い技法
の活用、対象に関連した深い知識の蓄積と活用が求められる。私はこれらの
体系を物流の設計技術、つまり物流エンジニアリングと呼んでいる。

設計技術に含まれる方法とは、システムを設計していく手順である。必ずしも
方法は一つとは限らない。従来から、例えばアシモフの方法というように名前を
つけて述べられていた。だから、ここに自社流の方法というのがあってもよい。
もちろん、方法つまりそれを構成する手順はそのグループの主張する考え方に
基づいて一貫していなければならない。

この手順を説明のためにまとめると、大きく3つのステップに集約される。
20150415_4.jpg
システム設計は変化への適応といわれる。しかも変化とは将来の来るべき変化
である。そこで第1のステップは変化の理解となる。
環境のキーファクターを捉えるといってよい。変化は思いがけぬ形で登場する。
これが戦略の優劣を決める。
この変化の理解は、設計グループが現状システムへのこだわりを捨て、将来に
挑戦する意欲をかきたてる。

(次回へ続きます。お楽しみに!)

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提案力を鍛える【前編】

日本の物流システムがグローバル競争を勝ち抜くためと題したフォーラムが
東大のITPU(国際交通政策ユニット)の主催で開催された。
20150415_1.jpg
この中でわれわれの今後の大きな課題として、物流人材の育成、提案力の強化
が挙げられていた。日本では専門集団のシステム提案力に、もっと磨きを
かけるべきということであった。

この専門集団とは、企業内では実行部隊に対して物流の立場から提案していく
スタッフ組織にあたる。社外に対してはコンサルタントや物流事業者
(運輸・倉庫業務担当)、3PL業者が知力、経験を活用してシステムを提案する。
このところ提案は国内にとどまらず、国際的な広がりを持つようになってきた。
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こんな場合、もはや物流専門家は単なる荷役の専門家ではなく、グローバルな
物流戦略の策定をアドバイスするところから始めなければならない。
日本では、こうした技能をもつ物流エンジニアが十分育成されているとはいえない。
日本的良さに加えて、さらに基礎的な教育を踏まえて、日常の仕事を通して
物流提案力の腕をあげていく必要がある。

(次回へ続きます。お楽しみに!)

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こんなところにも見える化!【後編】

さらに、バニシング・スプレーによる見える化効果は、
1.ルールの遵守により、公平性を確保する。
2.フリーキックによるゴールの確率があがり、ファウルがしづらくなる。
3.距離を確保するための審判による守備側への指導ややり直しを抑制し、
ムダな時間が削減される。
・・・等が考えられる。
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特に、2,3の効果により、プレーが止まっている時間が削減され、観客は
スピーディーな展開を楽しむことができる。これにより、観客が増えれば、選手
たちもモチベーションが上がり、より面白い試合が見られるようになる。そうなると
観客がファン化し、テレビ放送の需要も上がり、テレビ放送の頻度があがる。
ファンでない人もテレビ放送をみる機会が増え、みた結果満足すれば、さらに、
ファンが増えてというような好循環が考えられる。
たった一つの見える化でも、その効果は計り知れない。
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バニシング・スプレーによる見える化で非常に感心することは、その効果もさること
ながら、その場で当事者たちの行動が変わっていることだ。改善の仕掛けとして
現場で有効な見える化というのはこういうことではないだろうか。
最近は、経営の見える化、管理の見える化ということや改善の仕組みを構築
するという枠組みだけが先行し、足元がおろそかになっているように思われる。
見える化したが効果がない、仕組みを構築したが効果がないというところは、
原点に立ち戻って現場での行動をじっくり観察してはどうだろうか。
その際には、現場の行動がなぜそうなるのかその背景や仕組みまで深堀する
ことを忘れずに。

(おわり)

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Author:日本ビジネスクリエイト
経営改革、業務改革、現場改革、システム実現支援などの総合的なコンサルティングを提供しています。特に製造業の現場に精通したコンサルティングに強みを持ち、SCM/CVM領域でのパイオニアとして認知され、また公益事業向けコンサルティングにおいても実績があります。

経営コンサルティング企業として、日本におけるSCM改革をリーディングしております。
また最近では、「X-Chain Mangement(エックスチェーンマネジメント)」という新しい経営手法を開発して、お客様の事業の成功に貢献しております。

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