ものづくりの二つの波【3連載:その2】
一方、アメリカ発のものづくり改革は、ドイツの既存価値に対して、新しい価値創造に
重点があるように思います。

つまり、顧客価値の最大化・多様化を狙ったビジネスモデル改革またはビジネス
プロセス改革です。
例えば、3Dプリンタ革命。自動車エンジン部品等、従来、鋳造や切削等の複雑な
工程の部品を、1工程で製造可能です。フォードでは、インテークマニホールド
という部品の開発試作を、3Dプリンタを用い、リードタイム4ヶ月⇒4日(△97%)、
コスト50万ドル⇒3000ドル(△99%)を実現しています。
また、3Dプリンタの活用で、個人が簡単に起業できるように(メイカーズ革命)、
政策的にも後押しして、ビジネスチャンスの大幅な拡大を促進しています。

すぐれた標準化能力を持つドイツ(欧州)と、すぐれたビジネスコンセプト創造能力を
持つアメリカが引き起こす変革は、ものづくりだけでなく、公共サービス等の分野、
あるいは、人の働き方等社会にも大きな変革をもたらすと予想されています。
(次回へ続きます。お楽しみに!)
関連商品: 「事業構造改革」コンサルティング
イプロス掲載:http://www.ipros.jp/products/141048/016/
「サプライチェーン競争力強化」についてはこちらから
http://www.jbc-con.co.jp/consultation01.html
コンサルティングのお問い合わせ先:
bca@jbc-con.co.jp にお気軽にお問い合わせください
重点があるように思います。

つまり、顧客価値の最大化・多様化を狙ったビジネスモデル改革またはビジネス
プロセス改革です。
例えば、3Dプリンタ革命。自動車エンジン部品等、従来、鋳造や切削等の複雑な
工程の部品を、1工程で製造可能です。フォードでは、インテークマニホールド
という部品の開発試作を、3Dプリンタを用い、リードタイム4ヶ月⇒4日(△97%)、
コスト50万ドル⇒3000ドル(△99%)を実現しています。
また、3Dプリンタの活用で、個人が簡単に起業できるように(メイカーズ革命)、
政策的にも後押しして、ビジネスチャンスの大幅な拡大を促進しています。

すぐれた標準化能力を持つドイツ(欧州)と、すぐれたビジネスコンセプト創造能力を
持つアメリカが引き起こす変革は、ものづくりだけでなく、公共サービス等の分野、
あるいは、人の働き方等社会にも大きな変革をもたらすと予想されています。
(次回へ続きます。お楽しみに!)
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ものづくりの二つの波【3連載:その1】
ものづくりの世界では、日本の西と東から、二つの大きな変革の波が押し寄せて
います。

二つの波とは、ドイツ発のモノづくり革命(インダストリー4.0)、とアメリカ発の
モノづくり革命(3Dプリンタ革命/メイカーズ革命)です。
2015年は、これらの変革のスピードやせめぎ合いが大きく加速し、日本の
ものづくりもその影響を強く意識した対応が迫られる年になるように思います。
二つの変革とは共に、ものづくり改革とはいえ、ドイツとアメリカのアプローチは、
大きく異なっているように思えます。
ドイツは、モノとインターネットを結びつけ(IoT:Internet of Things)、膨大なデータを
収集分析し(ビッグデータ)、それらを活かす形で、ビジネスモデルやビジネス
プロセスを大きく変革し、劇的な価値アップや効率アップ実現に取組んでいます。

その狙いは、「サプライチェーン・プロセス基盤の標準化」による「ものづくり覇権」
の獲得に思われます。言い換えれば、ドイツの変革は、既存価値提供プロセス
の(サプライチェーンレベルでの)超高度化(スマート化)といえるように思います。
アメリカでも、ゼネラル・エレクトリック(GE)社が中心になった、
「インダストリアル・インターネット」のような類似コンセプトの取組みもありますが、
ドイツのように「産官学あげて」というレベルではありません。
ドイツ発のモノづくり改革は、2020年を目指してのものですが、
『サプライチェーン全体のJIT化と在庫ゼロ』という究極の最適化も可能、と
いわれています。
(次回へ続きます。お楽しみに!)
関連商品: 「事業構造改革」コンサルティング
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bca@jbc-con.co.jp にお気軽にお問い合わせください
います。

二つの波とは、ドイツ発のモノづくり革命(インダストリー4.0)、とアメリカ発の
モノづくり革命(3Dプリンタ革命/メイカーズ革命)です。
2015年は、これらの変革のスピードやせめぎ合いが大きく加速し、日本の
ものづくりもその影響を強く意識した対応が迫られる年になるように思います。
二つの変革とは共に、ものづくり改革とはいえ、ドイツとアメリカのアプローチは、
大きく異なっているように思えます。
ドイツは、モノとインターネットを結びつけ(IoT:Internet of Things)、膨大なデータを
収集分析し(ビッグデータ)、それらを活かす形で、ビジネスモデルやビジネス
プロセスを大きく変革し、劇的な価値アップや効率アップ実現に取組んでいます。

その狙いは、「サプライチェーン・プロセス基盤の標準化」による「ものづくり覇権」
の獲得に思われます。言い換えれば、ドイツの変革は、既存価値提供プロセス
の(サプライチェーンレベルでの)超高度化(スマート化)といえるように思います。
アメリカでも、ゼネラル・エレクトリック(GE)社が中心になった、
「インダストリアル・インターネット」のような類似コンセプトの取組みもありますが、
ドイツのように「産官学あげて」というレベルではありません。
ドイツ発のモノづくり改革は、2020年を目指してのものですが、
『サプライチェーン全体のJIT化と在庫ゼロ』という究極の最適化も可能、と
いわれています。
(次回へ続きます。お楽しみに!)
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