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イノベーションもVEで【後編】

例えば、通販業界の即日配送を例にとります。通販の顧客の要望である
「すぐに欲しい」をかなえるために、ただ早く配送するというのではなく、現状の
物流や需給調整業務、在庫管理のどこがどんな機能を持つのかを考え、
改善のアプローチと満たすべき内容を明確にしていくのです。
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しかし、実際は複数の顧客要望を同時に満たす必要があるため、これを体系的に
明確にしながら無駄なく進めていく必要があります。これにより合目的性の高い
筋肉質な配送体制を作ることができます。

先日、とある展示会に行ってきたのですが、さまざまなところで、イノベーションの
文字が踊っておりました。
20141224_4.jpg
ごくごく一般的な言葉として認知されてきているイノベーションという言葉ですが、
本来の意味からすると、新しいアイデアから社会的意義のある新たな価値を
産み出し、社会的に大きな変化をもたらすという、なかなかスケールの大きな話を
指す言葉といえます。

そういう意味では、昔からあるVEの新しい活かし方でイノベーションを起こす
というのも面白いと思います。

(おわり)

~・~・~・~・~
本年のブログ更新は今回で終了です。ご愛読いただきまして、どうもありがとうございました。
来年も変わらずご愛読いただきますようよろしくお願いいたします。
それでは、どうぞ良いお年をお迎えください!

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イノベーションもVEで【前編】

近年、サステナブルな社会を目指して、世界中で取り組もうという方向で、
一昔前の大量消費・大量生産を中心とした社会からの脱却が叫ばれて
おります。物流業界で見てみますと、省エネ法の改正でのエネルギー使用量
の報告とエネルギー消費改善に荷主会社、物流会社ともにその改善に苦心して
います。
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さらに、ドライバー不足や費用高騰に加え、高付加価値化による競争の
激化等、通販業界の隆盛による配送の複雑化など非常に大変な状態です。

そのような中、物流に製造業のノウハウを取り入れて、事業を改善しようとする
動きもあります。例えばVEを用いたものです。
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元々のVEは製品を本来の価値である「目的を果たすための機能」に着目して、
製品の価値を向上させるというものですが、その手法をSCM全体に拡張して、
効率化や付加価値の向上を目指すものとして利用することができます。
 
(次回へ続きます。お楽しみに!)

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社員の経験知を高める改革活動【後編】

たとえば料理のレシピを見ているだけでは料理ができないのと同じことです。
また仮にレシピどおりに料理をしても、経験の少ない人が行動に移したので
あれば美味しい料理を作ることは困難です。つまり、“経験知”が少ないと
情報だけではいい結果が生まれないということです。
20141203_5.jpg
そうはいっても、多くの企業で業務が細分化され、なかなかいろいろな業務
の経験がしにくい状況になってきているのも確な事実です。さらに業務が
システム(IT)化され業務のブラックボックス化が進めばなおさらのことです。

そこで、改革活動の本来の目的ではありませんが、若手や将来管理職
候補の人材を改革活動のメンバーにしてはどうでしょうか。特に部門・
組織横断のSCM改革活動では普段の業務では知ることができなかった
「プロセスの前後」になっている業務内容についての経験知を得ることも
可能です。社員一人ひとりの経験知の積み上げが会社全体のスキル
アップにつながっていくと思います。
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人材の有効活用やスキルアップは企業活動の重要な課題の一つです。
しかし普段なかなか中身のある教育活動や実務に直結した社員教育が
できない会社が多いのではないでしょうか。

そんな会社こそ改革活動を有効に活用して、業務の効率化と社員の
モチベーション&スキルアップを図ってはいかがでしょうか。

(おわり)

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社員の経験知を高める改革活動【中編】

そこで、注目されているのがITを活用したナレッジマネジメントです。
技術やノウハウが埋もれてしまう前にデータ化して共有できる仕組みを構築
しようとして考え出されました。
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しかし残念ながら私の身の回りでこのナレッジマネジメントが成功したという
事例はあまり聞きません。それは何故でしょうか。システムやソリューション
の問題でしょうか。それとも社員の意識の問題でしょうか。

私はそれを“情報”の問題だと考えます。ITはその言葉(情報技術)のとおり
“情報”を大量に扱い、処理する“技術”のことです。
そして現在おもにコンピュータ上で蓄積・処理される“情報”は文字や画像など
視覚情報がほとんどです(一部で音声情報なども扱うことができるように
なりましたが)。
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“情報”である以上は人間がその情報を脳に入力し処理し出力し行動しないと
何も起こりません。

(次回へ続きます。お楽しみに!)

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社員の経験知を高める改革活動【前編】

コンサルティング会社で、いろいろなお客さまのところにお邪魔して改革活動
のお手伝いをしていると、ときどきプロジェクトメンバーのモチベーションが
下がっていると感じるケースがあります。
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そんなときに聞くことばに「どうせこの改革構想案を実現しても会社が得する
だけだよな」というのがあります。確かに改革活動の目標にコストダウン何%
とか、業務効率による要員の効率化何人工といった数字を突きつけられると
そう思えるのも無理もないかもしれません。
しかし改革活動の効果は効果金額とか業務効率化だけでしょうか。

話は変わりますが、昨今、あらゆる団体や職場で技術継承や職場ノウハウの
継承といったことが問題視されています。
しかしこの問題は今に始まった問題ではなく、これまでも毎年技術やノウハウを
持った人たちが定年退職されていたのです。
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つまり、少しずつ少しずつ真綿で首を絞められるように技術やノウハウが
定年退職者とともに埋もれ、消えていったのです。

(次回へ続きます。お楽しみに!)

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日本ビジネスクリエイト

Author:日本ビジネスクリエイト
経営改革、業務改革、現場改革、システム実現支援などの総合的なコンサルティングを提供しています。特に製造業の現場に精通したコンサルティングに強みを持ち、SCM/CVM領域でのパイオニアとして認知され、また公益事業向けコンサルティングにおいても実績があります。

経営コンサルティング企業として、日本におけるSCM改革をリーディングしております。
また最近では、「X-Chain Mangement(エックスチェーンマネジメント)」という新しい経営手法を開発して、お客様の事業の成功に貢献しております。

【ホームページ】: http://www.jbc-con.co.jp/

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