認識を共有することは容易ではない?【3連載:その3(最終回)】
「事実」は不変であり、コミュニケーションの中でも大きな拠り所となりますが、
日常生活やビジネス環境の中では、話し手や聞き手の思い込みも相まって、
単純ではないようです。

コンテクストの共有度が高いと思われる状況や相手には、場面によっては、
意識的により明示的で直接的な表現を用い、相互の理解度を深めることが
必要かもしれません。
さて、SCMは弊社の主たる事業領域ですが、そのプロセス分析において、
プロセス記述・評価の共通言語となるものがあります。

サプライチェーン・カウンシル(SCMの研究、啓蒙を目的としたNPO)が開発
した「サプライチェーン・オペレーショナル・リファレンス・モデル」というものです
が、これはまさしく、「コンテクスト文化に依存しない」サプライチェーン領域に
おける共通言語と言えます。
(おわり)
関連商品: 「事業構造改革」コンサルティング
弊社HP掲載:http://www.jbc-con.co.jp/consul_service/pdf/STC02.pdf
イプロス掲載:http://www.ipros.jp/products/141048/016/
困ったときはここ!「 ビジネス解決の玉手箱」
http://www.jbc-con.co.jp/consulting/index.html
コンサルティングのお問い合わせ先:
bca@jbc-con.co.jp にお気軽にお問い合わせください
日常生活やビジネス環境の中では、話し手や聞き手の思い込みも相まって、
単純ではないようです。

コンテクストの共有度が高いと思われる状況や相手には、場面によっては、
意識的により明示的で直接的な表現を用い、相互の理解度を深めることが
必要かもしれません。
さて、SCMは弊社の主たる事業領域ですが、そのプロセス分析において、
プロセス記述・評価の共通言語となるものがあります。

サプライチェーン・カウンシル(SCMの研究、啓蒙を目的としたNPO)が開発
した「サプライチェーン・オペレーショナル・リファレンス・モデル」というものです
が、これはまさしく、「コンテクスト文化に依存しない」サプライチェーン領域に
おける共通言語と言えます。
(おわり)
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認識を共有することは容易ではない?【3連載:その2】
単純に国別で区別できるかどうかは別にして、少なくともコミュニケーションの
対象となる個人それぞれのコンテクストの共有度合いが、相互理解の難しさに
影響を与えることは納得できる考え方であると思います。

たとえば、同世代や同郷、また同じ職場や同じ部署内同士では、
明示的でない表現でもコミュニケーションが成立しやすく、
会話が通じやすい環境であるという考え方を否定される方は少ないでしょう。

このような環境は、コミュニケーションの容易さという面から一見好ましい環境
とも思えますが、より明確に理解し合い、認識を共有しようとする意識や機会
といったものを奪っているという負の側面もありそうです。
また、文章や会話で用いる言葉や単語の意味についても、誤解の無いように
伝えたいが、一つの単語が複数の意味や異なるレベルを持つケースも多く、
その言葉の意味や定義を共通のものにすることは、容易ではありません。
(次回へ続きます。お楽しみに!)
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対象となる個人それぞれのコンテクストの共有度合いが、相互理解の難しさに
影響を与えることは納得できる考え方であると思います。

たとえば、同世代や同郷、また同じ職場や同じ部署内同士では、
明示的でない表現でもコミュニケーションが成立しやすく、
会話が通じやすい環境であるという考え方を否定される方は少ないでしょう。

このような環境は、コミュニケーションの容易さという面から一見好ましい環境
とも思えますが、より明確に理解し合い、認識を共有しようとする意識や機会
といったものを奪っているという負の側面もありそうです。
また、文章や会話で用いる言葉や単語の意味についても、誤解の無いように
伝えたいが、一つの単語が複数の意味や異なるレベルを持つケースも多く、
その言葉の意味や定義を共通のものにすることは、容易ではありません。
(次回へ続きます。お楽しみに!)
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認識を共有することは容易ではない?【3連載:その1】
アメリカの文化人類学者であるEdward T.Hallは、コミュニケーションの基盤と
なるコンテクストの共有度合いにより、ハイコンテクスト文化とローコンテクスト
文化とに区別し、国別の比較をしています。
コンテクスト(context)とは、単語の意味としては文脈とか背景と訳されますが、
言語そのものや、共通の知識、体験、価値観、考え方などのことで、ハイコン
テクスト文化圏ではこれらの共有度が高いため、コミュニケーションが得られ
易く、逆にローコンテクスト文化圏では、その共有度が低いため、言語を通じた
コミュニケーションに対する依存度が増すと言っています。
ちなみに、この国別の比較では、日本が最もハイコンテクストで、中国、韓国が
続いて、次にアラブ、そして欧米のイギリス、フランス、アメリカ、ドイツの順だと
レポートされています。

この結果がそのまま当てはまるとは思えませんが、確かに日本人同士の会話
では、曖昧な表現が多く、直接的なやりとりが少ないが通じているようにも感じ
られ、逆に欧米人は、白黒がはっきりとした明快な表現を好むようにも感じら
れます。
(次回へ続きます。お楽しみに!)
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文化とに区別し、国別の比較をしています。

コンテクスト(context)とは、単語の意味としては文脈とか背景と訳されますが、
言語そのものや、共通の知識、体験、価値観、考え方などのことで、ハイコン
テクスト文化圏ではこれらの共有度が高いため、コミュニケーションが得られ
易く、逆にローコンテクスト文化圏では、その共有度が低いため、言語を通じた
コミュニケーションに対する依存度が増すと言っています。
ちなみに、この国別の比較では、日本が最もハイコンテクストで、中国、韓国が
続いて、次にアラブ、そして欧米のイギリス、フランス、アメリカ、ドイツの順だと
レポートされています。

この結果がそのまま当てはまるとは思えませんが、確かに日本人同士の会話
では、曖昧な表現が多く、直接的なやりとりが少ないが通じているようにも感じ
られ、逆に欧米人は、白黒がはっきりとした明快な表現を好むようにも感じら
れます。
(次回へ続きます。お楽しみに!)
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責任と権限は一致していますか?【3連載:その3(最終回)】
とにかく、各部門で重要なことは、自部門で発生している問題を定量的に把握し、
真因を追究することではないでしょうか。

定量的に把握しなければ、他部門は何のために対応しなければならないか
納得せずに情報伝達だけで終ってしまう可能性が高くなります。
従って、責任の範囲は、自部門で発生している問題を全て背負ってしまうことでも、
自部門だけをみて、自部門がよければそれでいいということでもなく、自部門で
発生している問題を定量的に把握し、自部門が要因であれば自ら問題を解決し、
他部門で発生する問題は定量的に提示し、解決するまで追及することでは
ないでしょうか。
ただし、放っておくと各部門が他責で終らせてしまうことや、全体最適から
かけ離れたことを行ってしまう可能性があります。そうならないようにマネジメント
するのが、そういう役割を持つ事業部長や社長の責任であり権限です。

(最後に)
責任と権限を一致させることは非常に重要ですが、何事も上手くいくわけでは
ありません。
ただし、思う存分力を発揮できる環境の下地づくりにはなるのではないでしょうか。
(おわり)
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真因を追究することではないでしょうか。

定量的に把握しなければ、他部門は何のために対応しなければならないか
納得せずに情報伝達だけで終ってしまう可能性が高くなります。
従って、責任の範囲は、自部門で発生している問題を全て背負ってしまうことでも、
自部門だけをみて、自部門がよければそれでいいということでもなく、自部門で
発生している問題を定量的に把握し、自部門が要因であれば自ら問題を解決し、
他部門で発生する問題は定量的に提示し、解決するまで追及することでは
ないでしょうか。
ただし、放っておくと各部門が他責で終らせてしまうことや、全体最適から
かけ離れたことを行ってしまう可能性があります。そうならないようにマネジメント
するのが、そういう役割を持つ事業部長や社長の責任であり権限です。

(最後に)
責任と権限を一致させることは非常に重要ですが、何事も上手くいくわけでは
ありません。
ただし、思う存分力を発揮できる環境の下地づくりにはなるのではないでしょうか。
(おわり)
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