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環境変化への対応力は企業風土に依存する?【後編】

周知の通り、高度成長期のような右肩上がりの市場環境ではない今の時代においては、市場等の外部環境の変化に即応できる行動が求められます。
つまり、保守的な企業風土が改革活動の邪魔をすることが多くなります。

ただ、企業風土を変えることは容易ではありません。
過去から現在に渡って、先輩や上司から受け継がれた(染み付いた)価値観なので、これまでの事業活動とは異なる大きなパワーが必要になります。
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また当然のことながら、経営者による相応の理解が前提で、本来経営方針や評価制度などトップダウン的な枠組みの中で遂行されるべきものです。
実際的には、いままでの仕事のやり方、常識、優先順位を一先ずゼロベースにして見直すことになります。その上で、現場を巻き込んだ実践活動を通じて変えていくしか方法はないようです。
よく経営者の方々が「意識改革を」と言われますが、そのためには経営者自身の相当の覚悟を持った決断や行動がなければ成り立ちません。
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当社においても、その事業の性質からこのような場面でお手伝いすることもありますが、経営層まで十分理解された状況ばかりではありません。
表面的には分かっていても、どうしても現行の仕事のやり方でまずは業務を進め、目の前の売上や利益を優先してしまいます。
ただ、成長企業の実績や統計情報が示すように、事業環境の変化に応じて経営方針や戦略などを柔軟に再設計できる企業でなければ事業の維持、発展は望めません。
また、社員個々人にとっても、自ら考え、創造し、提案し、協力し、成就させるといった行動を通じて、自らの価値を高めることにもなります。
そして当社においても、その様な変革を目指す環境でご支援することによって、より多くの価値を見出せると考えます。

(おわり)

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環境変化への対応力は企業風土に依存する?【前編】

事業の環境変化が増すと共に企業風土や企業文化について語られることが多くなります。ただ、企業風土といっても明確な物差しがある訳でもなく、共通の概念として認識することは難しいようです。
ここで、一般的に企業風土とはどのようなものか再確認してみます。繧ケ繝ゥ繧、繝・_convert_20120614151108
それは、今では公にも開示される事業計画や制度・規則、情報システムなど目に見える部分ではなく、意思決定や優先順位の決め方、情報伝達やコミュニケーションの取り方といった仕事のやり方であり、また、組織内外での人間関係の築き方や姿勢といったものと言うことができます。
端的に言えば、社員に共有された価値観や行動規範、常識であり、これらは、その組織・企業の歴史や環境に依存しており、中長期的に形成される性質のものです。
この概念に則して言えば、良い・悪い、あるいは、優れている・劣っているといった評価をすることは適当ではありませんが、環境変化への対応力という観点では、この企業風土が大きな影響を与えます。
ここでは敢えて乱暴ではありますが、保守的な企業風土(文化)と建設的(革新的)な企業風土(文化)に分けて、簡易的に比較してみたいと思います。
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◆保守的な風土の特徴;
現状維持、減点主義、コミュニケーションのとり方は上長からの指示、その指示に対する報告がベース

◆建設的な風土の特徴;
変化や革新を求める、加点主義、コミュニケーションのとり方は、職位階層に関係なく、双方向の意見が交わされる

(次回へ続きます。お楽しみに!)

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健康診断 【後編】

前回は、あらためて、健康診断の意義について考えてみましたが、皆さんの企業では、「自社の健康診断」をされたことがありますか?

企業活動における経営状態を判断するバロメータのひとつとして、物流活動の状態を知ることがあげられます。
たとえば、製造業においては、市場の需要を捉えて、生産計画を立て、原材料や部材を調達し、製品を製造し、完成した製品を出荷し、市場で販売する。一連のサプライチェーンの流れですが、この各々の結束点を結ぶ機能が物流活動です。製造業にとってみれば、決してコアとなる活動ではないため、いまだに関心は低く、戦略的に取り組む企業は少ないようです。繧ケ繝ゥ繧、繝・_convert_20120605142440
しかし、物流活動としての拠点数や場所、調達や納品のリードタイム、各物流拠点における在庫量、物流活動に要するコスト・・・などの数値を知ることで、企業活動そのものに潜む病気やその兆候を見つけ出すことができるのです。

たとえ、企業の健康診断を行い、数値を捉えることができても、人の健康診断と同様に、「果たして、この数値は大丈夫な範囲かどうか?」という不安が残ることでしょう。
人の健康診断の場合、医者が、その数値を判断して、問診、診察を行い、今後の生活をどのように改善すればよいかをアドバイスしてくれます。ここで重要なことは、人の健康診断を判断するのが医者であるように、企業の健康診断も専門家による診断とその処置(処方)が必要であるということです。
人の健康診断の場合、全身に栄養分を送り込み、老廃物を回収する役割である血液(いわゆる人の物流)の検査を行なうことで、かなり多くの健康状態を把握できるように、企業活動においては、自社の物流の状態を捉えることで、企業の健康状態を知ることができます。
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当社においても、これまで、多くの企業において、企業の健康診断である物流診断をお手伝いしてまいりましたが、その多くの企業では、処方に従った改善の実施により、健康状態(健全な企業活動)を維持されている状況です。ぜひ、皆さんの企業においても、この機会にいちど、「自社の健康診断」を実施されてみてはいかがでしょうか?

(おわり)

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健康診断 【前編】

「健康診断」と聞いて・・・あなたは何を考えますか?
企業や自治体などでは、定期的に実施されていると思いますが、皆さんは、きちんと受診されていますか?ある人は、「何ごともなければなぁ・・・」と願いながら、その結果に一喜一憂したり、またある人は、事情があって受診していなかったり・・・状況は様々でしょうね。
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そんな健康診断の制度は、4年前の4月に改正されています。
「メタボ検診」という特定検診が義務化され、「生活習慣病予防」、いわゆる「メタボリック・シンドローム対策」が強化されました。一方で、「人間ドック」「脳ドック」「心臓ドック」・・・など、より専門の健康診断のメニューが数多く登場し、いろいろな不安を取り払いたい人たちの注目を集めているのも、最近の傾向です。
健康診断が、より身近になるのは望ましいことですが、「何をどう受ければいいのか?」「検診結果の数値は大丈夫なのか?」・・・など、実は受診者にも、様々な疑問や不安が残るのもまた事実です。
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では、ここで「健康診断の本来の意義」について考えてみましょう。
なぜ、健康診断を受けた方がいいのでしょうか?その基本的な理由は、言うまでもなく 隠れた病気やその兆候を早期に発見することにあると考えます。
一般的な健康診断の検査項目に網羅された数値により、病気やその兆候を容易に見つけ出すことができるようです。
ちなみに、こうした数値が大きく変化する場合、ある程度の期間を要するのが通常で、定期的な健康診断により、自分の数値やその経年変化を知り、必要な対処を行っておけば、それらの数値の上昇やその先の病気を、いち早く防いでいくこともできるというわけです。

(次回へ続きます。お楽しみに!)

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Author:日本ビジネスクリエイト
経営改革、業務改革、現場改革、システム実現支援などの総合的なコンサルティングを提供しています。特に製造業の現場に精通したコンサルティングに強みを持ち、SCM/CVM領域でのパイオニアとして認知され、また公益事業向けコンサルティングにおいても実績があります。

経営コンサルティング企業として、日本におけるSCM改革をリーディングしております。
また最近では、「X-Chain Mangement(エックスチェーンマネジメント)」という新しい経営手法を開発して、お客様の事業の成功に貢献しております。

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